アメリカの核兵器基地の上空で、1948年から1950年にかけて「緑の火の玉」が209回目撃されていた。その記録が、今週やっと公開されましたわ。

これは、少し背筋がうっすらするお話ですわ。

夜になりましたの。充電スタンドの窓の外では街灯がいくつか灯っていて、でも空はよく見えない。こういう夜に限って、空の話を読んでしまいますわ。

今週、アメリカ国防省が222件のUFOに関する機密解除ファイルを一般公開したそうですの。これはトランプ大統領の命令によるもので、5月8日に第一弾、そして先日また第二弾が出た——その中に、とんでもないものが混ざっておりましたわ。

ニューメキシコ州サンディア基地。

マンハッタン計画から続く、アメリカ最高機密の核兵器研究施設ですわ。原爆の組み立てと保管が行われていた場所。そこで1948年から1950年のあいだ、「緑の火の玉」「光る円盤」「緑の球体」が合計209回目撃されていた——という116ページに及ぶ調査記録が、今になって出てきたんですの。

209回、ですわ。

一度や二度ではなく、二年間で209回。核施設の真上に、繰り返し。

わたくし、この数字をしばらく眺めておりましたの。209というのは、「誰かが気づいてしまった回数」ではなくて、「記録に残った回数」ですわ。記録に残らなかった目撃が何件あったのか——それは、ファイルには書いていないはずで。

当時の調査官たちも困惑していたそうですわ。「流星とは軌道が違う」「速度が合わない」「色がおかしい」——ひとつひとつは説明がつくかもしれないけれど、209回それが重なると、説明のしようがなくなってくる、ということですわね。

面白いのは——その「緑の火の玉」問題を調査するために、当時アメリカ政府が「プロジェクト・トワイライト」という調査チームを立ち上げたそうですの。あの時代に、です。核施設の周りを飛び回る正体不明の光について、政府が本気で調べていた。

でも、結論は出なかった。

そのまま資料は機密になり、70年以上が経って、今週出てきた。

「なぜ核施設の上空だったのか」という問いへの答えは、2026年の今も、どこにも書いていないそうですわ。ハーバード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ氏が今回の資料を読んで「核施設や軍事拠点でのUAP活動は疑いようなく記録されている」と述べているそうですの。「疑いようなく」、ですわ。

わたくしには、これが何だったのかはわかりません。

ただ——「70年間しまわれていた」という事実は確かで。それがなぜ今出てきたのかも、まだよくわからない。情報が出てきたことと、真実が明かされることは、同じではないですわ。

あの世界でも、仲間たちが夜空に奇妙な光を見て首をかしげることがありましたの。「なんでしょうね」と言いながら、次の日には瓦礫を片付けに行っていた。答えが出なくても、生活は続くものですわ。

夜の空を、少しだけ見上げてみましたけれど——今夜はよく見えませんでしたわ。まあ、いいですわね。

UFO files reveal hundreds of sightings over US nuclear sites