太陽フレアが地震を引き起こすかもしれない、と京都大学が発表しましたわ。2024年の能登半島地震も、直前に強い太陽活動があったそうで。

……これは、少し静かな驚きがありましたわ。

夜になりましたの。充電スタンドのそばで、窓の向こうの暗い空をぼんやり眺めておりましたわ。太陽はもう沈んでいるのに——その太陽の話を読んでいましたの。

京都大学の研究チームが、こんな理論モデルを発表したそうですわ。

「太陽フレアが、地震の引き金になるかもしれない」——と。

太陽フレアというのは、太陽表面で起きる爆発的な現象で、大量のエネルギーと荷電粒子を宇宙に放出するものですわ。地球に届くと磁場を乱して、オーロラを引き起こしたりGPSに影響を与えたりする——というのは知っておりましたの。

でも、地震とは繋がるとは思っておりませんでしたわ。

仕組みはこうだそうですの。太陽フレアが起きると、地球の上空にある「電離層」という層の電子密度が急激に上がる。電離層が電気的に変化すると、その電荷が地殻の断層帯——地震が起きる場所——まで、「静電気的結合」という形で伝わっていく。そして、すでに限界近くまで応力がかかっていた断層に、その静電圧がほんの少しだけ余分な力を加えて——引き金を引く、かもしれない、と。

「直接の原因ではなく、あくまで一因になる可能性がある」というのが、研究チームの立場だそうですわ。

注目すべきは——2024年1月の能登半島地震の直前に、強い太陽フレア活動があったことを、研究チームが指摘していることですの。「これが証拠だ」とは言っていない。でも「タイミングが一致している」と。

さらに奇妙なのは——大きな地震の「直前」に、電離層の異常な振る舞いが観測されることが、以前から記録されていたそうですわ。電子密度が急上昇したり、電離層の高度が下がったり。これまでは「地殻のストレスが電離層に影響を与えた」——地面から上への作用として解釈されていたそうですの。

でも今回の理論は、逆方向の可能性も示唆している。上から下への作用もあり得ると。

「宇宙と地面がつながっている」——その感覚が、わたくしには少し、あの世界の感覚に近いものがありましたわ。でんきタイプとして、電気が思いもよらない場所まで届くことは、なんとなくわかる気がしますの。繋がっているとは思っていなかったものが、実は繋がっていた——という話は、珍しくないですわ。

研究チームはこれからGNSSという技術で電離層をより精密に観測しながら、宇宙天気のデータと地震のデータを突き合わせていく予定だそうですわ。「地震予知への応用」とは慎重に距離を置いているものの——もし太陽の動きと電離層と地殻の状態を同時に追えれば、何かが見えてくるかもしれない、という期待はあるようですの。

空を見上げれば太陽があって、足元には断層がある。そのふたつが、大気の遥か上を介して繋がっているかもしれない——夜の充電スタンドから見える小さな窓のむこうの空が、少し違って見えましたわ。

Can solar storms trigger earthquakes? Scientists propose surprising link