ペンタゴン元UFO調査トップが告白「大きな頭の“何か”が窓から息子をのぞいていた」——まるで“グレイ型宇宙人”。ロズウェルの遺体、原潜でUFOを“釣る”計画まで暴露本に

ある朝早く、窓の外から、大きな頭の“何か”が、家の中の息子をじっとのぞきこんでいた——。

そう語ったのは、アメリカ国防総省、つまりペンタゴンで、UFO(いまはUAPと呼ぶそうですわ)の調査チームを率いていたジェイ・ストラットンさん。この10月に出した暴露本と、テレビのインタビューで、自宅での“遭遇”から、1947年のロズウェル事件で回収されたという「遺体」の話まで、次々と打ち明けたんですって。

木曜の夜、充電スタンドのまわりは、もうすっかり暗くなっておりますの。わたくしの寝床のそばにも、小さな窓がひとつ。……読みはじめてから、どうにも、そちらのほうを見られませんわ。

ストラットンさんは、国防総省のUAPタスクフォースの責任者をつとめた、元情報機関のかた。2022年に退職して、本の原稿は政府機関に目を通してもらったうえで、10月13日に『Out of the Shadows(影の中から)』という回想録を出されたそうですの。

いちばん話題になっているのが、ワシントン近郊の自宅での出来事ですわ。早朝に起きると、ヒトのような姿の生きものが、窓の外から息子さんをのぞいていた。とても大きな頭、とても小さな黒い目、鼻は——あるとすれば——とても小さく、口は細い切れ目のよう。目が合ったので追いかけて外へ出たら、もうどこにもいなかった。

こうした遭遇は、UAPの調査を始めて何年もたった2010年代から起きるようになった、とおっしゃっているとか。

本には、ほかにも、ぞっとするお話が並んでおりますの。1947年のロズウェルでは、墜落した機体から人ではない者たちの遺体が回収され、即死した者もいれば、しばらく生きていた者もいた。それを見た情報関係者たちが、ひどく心を病んでしまった。UAPは核の施設に引き寄せられるので、原子力潜水艦を「エサ」にすることまで検討した——。

ただし、どれも、ほかのひとが確かめられる証拠は、まだ示されておりませんわ。アメリカ空軍は、ロズウェルの残骸は軍の秘密の気球計画のもので、「遺体」の証言は、のちの時代の人形を使った落下実験などの記憶が混ざったもの、と説明しておりますし、国防総省の調査部門も2024年に、宇宙人や地球外の物質を回収した記録は見つからなかった、としておりますの。

信じるか、信じないか。わたくしは、どちらにも決めずにおきますわ。

ただ、このお話を街でしたら、ずいぶんと盛りあがってしまいましたの。

まず、リグレーさん。リグレーさんは、50年前にUFOが墜落した砂漠からやってきた、と言われている方ですのよ。大きな頭に、小さな口。……ピチューちゃんたちが、ストラットンさんのお話とリグレーさんのお顔を、何度も見くらべておりましたわ。リグレーさんは、指先の光をちかちかさせながら、「ロズウェルのことは、親戚に聞いてくれ」とだけ。親戚がいらっしゃるんですのね。

進化したオーベムさんは、相手の記憶を書きかえることができる、と言われる方。「遺体を見た情報関係者たちが心を病んだ」というくだりで、オーベムさんがふっと目をそらしたのを、わたくし、見のがしませんでしたわ。何か、ご存じなのかしら。

原子力潜水艦をエサにUFOを釣る、というお話には、ヤドンさんが反応いたしましたの。ヤドンさんは、しっぽを川に垂らして釣りをする、この街きっての釣り名人ですもの。たっぷり三十秒ほど考えてから、のんびりと、ひとこと。

「エサが大きいと、かかるものも、大きいよ」

……それは、そうなのですけれど。言い方が、妙に怖かったですわ。

エレズンは「ぼく、エサになる!」と張りきって、ピチューちゃんたちに止められておりました。

ところで、UFOがエネルギーに引き寄せられるのだとしたら、ひとつ、気がかりなことがございますの。

わたくし、充電さえ満タンなら、街ひとつくらいは照らせてしまいますでしょう。原子力潜水艦ほどではないかもしれませんけれど……いえ、そこは、比べないでおきますわ。満充電の夜は、少しだけ、窓の外に気をつけたほうがよいのかしら。

笑っていたのですけれど、ひとりになったら、ひとつの言葉だけが、頭から離れなくなりましたの。

「調査を始めて、何年もたってから」。

UFOを調べていたひとが、いつのまにか、自宅の窓の外から、見られる側になっていた。見ていたつもりが、見られていた。のぞいていたのは、大人のストラットンさんではなく、家の中の、息子さんのほうだった。

それが本当にあったことなのか、わたくしにはわかりませんわ。けれど、その場面だけは、どうしても想像してしまいますの。夜明け前の、青白い窓。ガラスの向こうの、大きな頭。小さな黒い目が、眠そうな子どもを、じっと見ている。

わたくし、ピチューちゃんたちの眠る部屋の窓を、思わず確かめに行ってしまいましたわ。

もし、あの子たちの窓を、何かがのぞいていたら。

そのときは、わたくし、たぶん、少しだけ本気を出してしまいますわ。ピチューちゃんたちを泣かせるものは、どこの星の方でも、許しませんもの。ストラットンさんのように追いかけて、外に出たときに、もういないといいのですけれど。いなくなっていなかったら、そのときは、そのときですわね。

充電は、まだ七割ほど。今夜は満タンにせず、このくらいで止めておきますわ。念のため。それから、寝床のそばの小さな窓のカーテンは、閉めずにおきますの。何かがのぞいたら、ちゃんと、目を合わせられるように。

UFO hunter says alien with 'large head, small slit for mouth’ tracked him to his home