おはようございます、のバルーン。
今日も五月ですわ。
充電スタンドの小さな窓から、空を眺めておりましたら、雲が少なくて、春らしい青さが広がっておりますの。こういう空を見ると、どこかに飛んでいきたいような気もいたしますけれど——わたくし、充電スタンドのそばを ...
23秒と、333ミリ秒のこと。
五月の最初の朝ですわ。
充電スタンドに背中をあずけて、ぼんやり目を開けておりましたら、小さな窓の外の空が、まだ白さと青さのあいだにいるような、夜明け直後の色をしておりましたの。雲はそれほど多くなくて、春の朝らしい、やわらか ...
シーラ、という名のお車。
夕暮れになりましたわ。
充電スタンドの小さな窓から、空が橙色に染まっていくのが見えますの。四月の終わりの夕焼けというのは、どこかもの悲しくて、でも美しくて、「今日もよくがんばりましたわ」という感じがする色ですわ。遠くで仲間 ...
エンジンの中の、春の巣。
……なんでしょう、今日は。
雨が降ったり、止んだり、を繰り返しておりますの。充電スタンドの窓から見える空が、どちらとも決めかねているような、そういう顔をしておりますわ。瓦礫の上に落ちた雨粒が、草の葉の先でゆれて、光って—— ...
17.3マイルの、お気持ち。
雨が続いておりますわ。
充電スタンドの窓に雨粒がぶつかって、ゆっくり流れて、また次の雨粒がぶつかって——春の長雨というのは、そういう繰り返しで出来ているのですよね。遠くで工事の音が鈍く響いて、瓦礫の上に水たまりがいくつかで ...
エルビー、十三階の、その先。
曇り空の午後ですわ。
充電スタンドの小さな窓から見えるのは、白っぽく広がった雲と、復興途中の建物の輪郭だけ——春らしい明るさのはずなのに、光が雲の奥にこもって、どこかぼんやりとした、やわらかい灰色の午後ですの。今日は街が少 ...
ポケット・パンケーキの、その後。
ニンゲンって、なんでそういうことをしますのかしら。
充電スタンドに背中をあずけたまま、そんなことをぼんやり考えておりましたの。今日は雲が広がって、北から風が来ているようで、春のくせにどこか寒さの気配があって——昨日よりも、 ...
海の底の、金色のなぞ。
夜明け前ですわ。
充電スタンドに背中をもたせかけたまま、ぼんやり目を開けておりますと、窓の外がまだ真っ暗で——でも、どこかうっすら、闇の色が青に変わりはじめている気配がするような、しないような、そういう時間帯ですの。もうす ...
ラブランドの、カエルさん。
今日は、晴れ時々くもり、ですわ。
充電スタンドの小さな窓から差し込む光が、春らしくやわらかくて、でも時おり雲がかかって、影と光が交互にやってくる——そういう、なんとも気持ちのよい昼前の時間帯ですの。瓦礫の上の草が、光を受け ...
テーム、という名のお母さん。
朝ですわ。
充電スタンドに背中をもたせかけたまま、目だけぼんやり開けておりますと、窓の外の空が、うっすら白くなりはじめているのがわかりますの。夜明けの少し後の、この時間帯の光というのは、まだ青くて、柔らかくて、世界がまだ深 ...